アンドレス・ペーニャ公演 “Órdago a la Grande”

andres1.jpg

3月3日、テアトロ・ビジャマルタにてアンドレスの公演が行われました。
Eva Yerbabuenaの振付によるVidalitaから始まり、そのあとSiguiriya, Alegrías,Abandolado, Tango, Polo,Soleá(順番は間違間違えているかも知れません。すみません!)とアンドレスは1時間半一度も舞台から降りることなく公演が続く。David Carpio, Londro, Miguel Lavi, José Anilloの厚い歌の層の中で、アンドレスは時間の経過とともにどんどん彼の良さを見せていった。曲ごとに衣装ではなく靴を変え、空気を変えていく。最後には舞台に横たわり、Nanaを歌うアンドレス。昨年亡くなったアンドレスのお父さん、そして今月産まれくる彼の子供のことなどにも思いを馳せ、思わず涙した。

andres ensenario1.jpg

「Órdago」とは大きな賭けのこと。彼の今回の公演はまさしくフラメンコであり、また同時に新たな道を開いたようにも思った。彼は間違いなく賭けに勝った。次の日の新聞(Diario de Jerez)ではこの公演を大きく評価し「今フェスティバルの中でもっとも良い作品である」と評した。まだフェスティバルの最中ではあるが、私もこの意見に大きく同意する。もちろん、私は親戚のおばさんのような目で公演を見たいたことも間違いはない!かなり贔屓目でこの公演を見たのであろう。しかしそれを引き算しても、この公演は大きな感動を与えてくれた。ありがとう、アンドレス!今度ビールご馳走します!