晴れた休日

いいお天気でございます。毎週月曜日は休息日。今日は中村屋さんのご子息たちの初舞台を見物に銀座まで。
201721481721.JPG勘三郎さんが生きていたら、きっとおじいさんの役を嬉々として演じ、小山三さんがいたらおばあさんをやって欲しかったなんて思い始めたら、楽しい舞台の間、涙が止まらない。見かねた亮氏がハンカチを貸してくれるほど。まだ七之助さんが小さい頃の連獅子。七三で肩で息をしながら、じっとお父さんの獅子を見ていたっけ、勘太郎さん(現勘九郎さん)は道成寺の坊主で食い入るようにお父さんの花子を見ていたっけ。今ここに勘三郎さんがいたら、会場中の人がそう思っていたに違いない。30年後、もしこの小さな二人の息子がまた桃太郎で初舞台を踏む時がきたら、その時は必ず勘九郎さんのおじいさん、七之助さんのおばあさんで見たい。皆さん、健康でいてください。

さて、夜の部観劇のあとは決まってライオンビアホール。いつもの7丁目のお店は改装中ということで、交差点に新しくできたビルの地下へ。ピカピカの店内ではあるは、広めの空間にざわざわとジョッキを持つ人達であふれかえる。ビアホールはこうでなくちゃ。芝居の感想やら、人間観察やらとりとめもなく話す。

さて、銀座に行ったら帰りのコースは決まっている。肉のハナマサで魚を買って帰るのだ。さすが銀座のハナマサ、他の店舗とは違う品揃え。魚の充実は目を見張る。そして安い!ビアホールで食べたりなかったのか、「これうちでお刺身にして食べない?」と亮氏。え?今日?まぁいいけどもう夜の11時だよ。。。

201721482733.JPGということで買ってまいりました。さよりの皆様。何を好き好んで深夜に包丁を持つのだと思いつつ、あら美味しそうじゃない?と思い始めると止まらない。骨は明日揚げるとして、とりあえず身だけはおろしてしまいましょう。

201721482952.JPGということでこんな感じ。もうちょっときれいに盛り付けなさいと言われそうですが、そこは深夜。もうお酒も入った後ですし、どうぞご勘弁のほど。中村屋の明るい未来に乾杯し、さっさと空へ駆けあがった勘三郎さんに恨み言をつぶやきながら杯を重ねる。さよりはとっても美味しかった。