グアヒーラ

201731614258.jpgフラメンコには「グアヒーラ」という曲がありす。イベリアのHP解説によると。。

「グアヒーラは、スペイン移民者がキューバの地で付けられたグアヒーロ(白人の農民者)からきている名前である。キューバの大衆歌であったものがタンゴ・ガディターノ(カディスのタンゴ)の新しいリズムのフラメンコのなかに取りこまれ生まれた。
1898年のキューバ戦争終戦後、多くのスペイン人移民たちは悲しみ一杯で母国スペインへと戻ってきた。だがグアヒーラがカディスに到着した時には明朗さを取り戻して、愛やハバナの美しさや魅惑を新しく歌詞に取りこまれ歌われた。そして官能的で、卑猥で、太陽に溢れたカリブの懐古を詰め込んだIda y Vuelta(行き帰り)の歌として扱われている。グアヒーラの歌がもっともピークを迎えた時期は20世紀の初期であった。それはフラメンコ・オペラのもっとも推進した時代と一致する。その時期グアヒーラの歌い手として大きな成功をおさめたのはクーロ・ドゥルセである。」

グアヒーラが踊り始められた頃は「パイパイ」と呼ばれる団扇を使っていたが、現在はアバニコ(扇子)を使うことが一般的。そして私はアバニコが大好き(あまり使わないけれど、実は小道具好き)。小道具を使って踊るときはそれぞれの様式美があるように思われる。ソレアやシギリージャを踊るときとはかなり違う心持で取り組む。ちょっと人柄すら変わっているのではと思うときもあり。

好きではあるけれども舞台ではあまり踊っていないグアヒーラ。先日のエル・ムンドでのライブにて久しぶりに舞台に乗せた。あら、やっぱり楽しいかもと思い始めた。ということでしばらく私の中でグアヒーラが流行りそうです。今週末の18日の土曜日は八王子グランデセオのライブ。歌は半分南米の血を持つダニエル・リコ氏。お、これはグアヒーラにぴったりの日ではありませんか。発表会前最後のライブになりますし、良い時間にできたらいいなと思います。

※写真は2013年の発表会。アルバロのグアヒーラが大好きでした。