チャリティーフラメンコライブ@横浜サムズアップ終了

2014512202126.jpg昨日は横浜サムズアップにて東日本大震災チャリティライブが行われました。出演したアーティストは踊り手8名、ギタリスト3名、歌い手4名、パーカッション1名そして松彩果さんの小さな小さな生徒さん3名、そして主催者松彩果さん。今回もなんとも豪華で賑やかで温かい会でした。私自身年に一度のこの会でしかなかなか一緒に舞台に立つことがない方や、初めて会う方との舞台に少々興奮気味でありながら、でもなんだか学生時代の文化祭のような賑やかさと楽しさに満たされる。手作り感にあふれるこの時間は、松さんプロデュースならではなのかも知れない。
今回は福島からサリナさんがゲスト出演。最後にマイクを渡されて声を出した瞬間、その声はもう震えていました。「福島のためにありがとうございます。福島は何も変わっていません。でも皆さんの思いを必ず届けます。」と短く話し、マイクを戻した。
その後サリナさんとサリナさんのお母様と短くお話をする機会があった。「福島は原発だけじゃない。原発の避難地域になっていないところだって津波の被害を大きく受けていている。でも補助も何もない。そういう場所だってあるんです。」と教えてくれた。不勉強な私は福島と言えば原発という図式が頭の中に出来上がっていた。被災者には色々な人がいて、その人にはそれぞれの人生があって、ほんの少しの差でその人生を狂わされた。自分の不勉強さ、そしてどこかで震災を過去のものにしてしまっていた自分を恥じた。「一日も早い復興を願います。」そんなことを口できれいに言うのは簡単なことだ。そしてそんなことは誰もが多かれ少なかれ思っている。まずは現実を知ることだ。知ってしまったら知らないふりは出来ない。その上で自分が何を出来るのか考えなくては。3年経った今だからこそ真剣に考えなくていけない、そう思わされた一日だった。
松さんに頼りきりで本当に申し訳ないと思いつつ、来年このチャリティがまたあるのであれば是非また参加をさせてもらいたい。そして出来るだけ多くの人にこの会に来てほしい。その為には「見に行きたい」と思って頂ける踊りをしなくてはいけない。精進することも何かの役に立つのならこんなに有難いことはない。