すでに15年近く前、イベリアの講師をしていました。まだ独立してすぐの頃、ドキドキしながらプランタAのドアを開けた時の光景を今でも覚えています。セビジャーナス、アレグリアス、グアヒーラ、タンゴ・デ・マラガ、ソレア・ポル・ブレリアをやったのかな。本当に熱心なクラスで愛称は「イベリアーズ」。イベリアの講師は何年やったのだろう。4年くらい?そのうちの一人は突然沖縄へと旅立ち、もう移住から10年も経つそうです。東京へ帰ってくるたびに連絡をくれ、そしてそのたびに宴会が行われます。
今思うとイベリアのクラスはまるで部活のようでした。沖縄へいった彼女はいわば部長。皆さん曰く私は監督だったそうで。でもこの部長が怖かった!監督である私は何度部長の彼女の怒られたことでしょう。「香さん、その振付は先週は右からでした!」と何度となく教えて頂き、そのうち私は振付の記憶は部長に任せることにしたことを懐かしく思い出します。そしてそんな彼女はよく泣いていました。アバニコを落としては悔しくて泣き、ソロで踊ったライブの後は「香さん、怖かった~」と泣いていました。そのたびに私は大笑い。それをまた後で怒られる。ごめんごめん、とまた笑う。
さて先週部長が東京に来ました。では飲みましょうと東中野の居酒屋に集合。10年前と同じように笑い、騒ぎ、話す。その姿はまさに同窓会。笑いすぎてお腹も顔も痛くなるなんて久しぶり。さて続きは那覇でやりましょうか。いつにする?